
日本で購入したMacのPCはスペースキーの両脇に「かな」キーと「英数」キーがあり、キーを押すだけで入力言語の切り替えが可能ですが、海外で買ったMac PCは日本とキーボードの配列が違います。
海外版のMacキーボードには「かな」キーと「英数」キーがありません。
command ⌘ + スペースバーのショートカットで「英数」←→「かな」の入力言語の切り替えを行うか、メニューバーを開いて言語を変更する必要があります。
ちょっとめんどくさいしイライラしますよね。
Karabinerを使えば日本のMacのキーボードの仕様と同じようにcommand ⌘のみで入力言語の切り替えが出来るようになります。
ボタン一つで簡単に言語入力切り替えが出来れば作業効率も上がりますよね。
Karabiner-Elementsとは
KarabinerはTakayama Fumihiko(@tekezo)さんが開発したキーボードカスタマイズツールです。
ちなみにKarabinerはカナビラって読みます。
たくさんの人が海外で購入したMacを日本語入力切り替え設定を導入する為に使っていますが、日本語入力切り替え以外でもキーボードのカスタマイズが出来て作業効率に優れたアプリケーションです。
2016年にmacOSがSierraにアップデートされてからKarabinerが使えなくなっていましたが、ようやくSierraでも使えるようになりました。
Karabiner-Elements使い方
ダウンロードとインストール
まずはKarabinerにアクセスします。
サイトにあるDownload Karabiner-Elements-11.6.0をクリックしてをダウンロードします。今度はダウンロードしたKarabiner-Elements-11.6.0をインストールしていきます。
キーボードのタイプを選択する
Karabinerがインストール出来たら、今後はアプリケーションを起動します。
3つのキーボードのタイプから使っているMacのキーボードのタイプを選びます。
- Keyboard Type : ANSI(101キーボードで主に米国圏用)
- Keyboard Type : ISO(102キーボードで多国語用とも呼ばれる、主に欧文圏用)
- Keyboard Type : JIS(106キーボードで主に日本語向け)
海外のMacキーボードタイプはKeyboard Type : ANSIかKeyboard Type : ISOになります。
日本語入力切り替え設定をインポートする
今度は上のメニュータブからComplex Modificationsに移ります。
左下にある+Add ruleをクリックするとポップアップが表示されます。一番上にあるImport more rules from the internet(Open a web browser)をクリックするとKarabinerのページがブラウザで開かれます。
開かれたKarabinerのページの中断にあるInternational (Language Specific)からFor Japanese (日本語環境向けの設定) (rev 3)をImport(インポート)します。
インポートが成功するとKarabinerのアプリケーションに戻り再度、Import(インポート)ボタンをクリックするとThis file was imported successfully.のメッセージが表示が表示されます。
あとはコマンドキーを単体で押した時に、英数・かなキーを送信する。(左コマンドキーは英数、右コマンドキーはかな)をEnable(有効化)すれば終了です。
Karabiner-Elementsまとめ
以前と仕様が少し変わって今のバージョンは右のcommand ⌘が「かな」、そして左のcommand ⌘は「英数」と決まっています。以前のKarabinerに慣れている人は慣れるまで少し時間がかかるかもしません。
それでもKarabinerを使えば十分に作業効率は上がるはずです。
Karabinerは日本語入力切り替え設定だけではなく、他にも便利な設定がたくさんあるので使いこなせば作業効率を上げることができます。